聡太の対局を見ていると、時間を残すことよりも勝つことの方が大切なのだということに改めて気づかされる。
— 持田哲郎(言語教師@文法能力開発)a.k.a. もっち先生🐷 (@ownricefield) 2024年1月29日
受験生はどうだろう。速く読んで速く解くことが目的化して正解して得点するという本来の目的を見失っていないだろうか。読み直すべきところで読み直すことの大切さを再認識してほしい。
https://x.com/ownricefield/status/1751797513538130377?s=20
最年少14歳でプロになり、
若干20歳で将棋界に存在する全てのタイトルを現在独占している
史上最強の棋士
藤井聡太8冠。
彼は大局観が非常に優れており
前列が無い未知の局面や
勝負がヤマになる局面
つまり、
しっかりと考えるべき所では時間を使って
最善手を指し、
たとえ難しい局面や自分に不利な状況でも
形勢を一気に自分の所に引き寄せてくる。
この1月に行われた
タイトル戦の記事を紹介してみたい。
「時の概念が崩壊…」藤井聡太王将、持ち時間切迫もなんの!圧巻&盤石の指し回しで先勝ゲット ファンは驚がく「スゲー勝ち方だった」
1月に約2カ月ぶりのタイトル戦でファンを魅了した。
中盤戦で惜しみなく考慮時間を投じた藤井王将は、この時点で残りの持ち時間は30分を切ることに。
菅井八段とは倍以上の時間差が付いたものの、絶対王者は動じない。
時折窓の方向に目をやり頭の中を整理するような表情は見せたものの、冷静な表情で正確無比な指し手を重ねていった。
持ち時間を残していた菅井八段が勝負手を放ち、起死回生の道を模索したがどこまでもその差が埋まることはない。
終わってみれば美しい“藤井曲線”を描き、絶対王者が快勝を飾った。
決してミスとは言えない菅井八段の一手から勝機を築き上げた藤井王将。持ち時間の差に、ABEMAの視聴者からは「聡ちゃん時間時間ーーー!」「うおお時間差やべえ」「普通にヤバくね?」「うわードキドキする」と悲鳴にも似たコメントが寄せられていたものの、“終盤の鬼”にとってはどこ吹く風だ。圧巻の勝負術を見せつけられた後には「おもしろい将棋」「時間関係ないのね」「時の概念が崩壊する…」「やっべーカッケーー」「スゲー勝ち方だった」と驚きの声が殺到していた。
本シリーズで防衛を飾った場合、タイトル戦20連勝達成で大山康晴十五世名人が保持する「タイトル戦最長連勝記録」を更新することになるが、番勝負はまだ始まったばかりだ。藤井王将は約2週間後に行われる第2局に向け、「本局は序盤の構想に課題が残ったかなと思うので、その辺りを修正していけたらと思います」と気を引き締めていた。
大学入試共通テストを筆頭に
最近の入試では
受験生の思考力を育成したいという文部科学省の意向もあり
問題文の文字数を一気に増やして量を読ませ、
複数の資料を本文や問題文と照らし合わせたり読み取らせる問題がどんどん増加している。
このような問題傾向の変化は
受験生側の立場から見れば
読むスピードと解答スピード(事務処理能力)をかなり要求されるものに変わってきているとも言える。
しかし、
そのような時間が掛かる入試問題でも
時間を使うべき問題では適切に時間を投入し、
問題文や本文の内容を正確に把握して
問題文や資料の中で解答に必要な箇所を
きちんと抜き出してくることが
高得点を取る為には必要不可欠なのである。
確かに、急いで解くことも大切ではあるが、
たとえ途中で時間を使ってでも
1問1問の意味を理解し、
正確に解答すること
の方が
試験に合格する為には、
より大切なことだと思う。
試験勉強でも
「なぜ、そのような答えになるのか?」
1問1問深く考えて
正確に理解すること
が
点数アップにつながるし、
いずれ必ず時間短縮にもつながってくる。
この方も仰っていますが
入試や試験勉強は
速く読むことや速く解くことが目的なのではないはず。
むやみに焦って解いて間違えてしまったり
きちんと理解しないまま終わらせてしまったら
逆にマイナスにしかならない。
入試や試験勉強の一番の目的は、
1問1問の意味を理解し、
正確に解答すること
なのだから。