真島先生から暗にリクエストもあり(笑)
松江おぷちゃにも書いたのですが、
個人塾と大手塾の違いとして
分かり易い例で例えるなら、「塾はわりと飲食店と近い」部分があると感じております。
立地やネームバリュー・安心感から大手が良いと思われる方もいるかもしれませんし、
経営者自らが味と材料にこだわって本気でお客様に提供する個人経営の方が良い、という方もいらっしゃると思います。
僕自身はとある2つの都道府県の最大手塾に幹部として務めていましたが、
大手塾といっても、入試で合格する為の特別なノウハウやテキストや模試といった特別なものはありません。
特に国立・県立入試といった公教育機関が作るもので塾によってそのようなことがある訳が無いからです。
例えばテキストや模試で言えば、東京や大阪などの大都市には完全オリジナルのテキストや模試を自社で作っている大手塾が一部あるかもしれませんが、ほとんどの塾は個人塾も大手塾も塾専用教材会社から全て購入しているので、どの塾でも同じテキストや模試を購入し使用することができます。(塾テキストや過去に受けた模試の中身をそっくりそのまま使い、表紙だけを塾名が入った紙に差し替えて、一見オリジナルっぽく見せて配っている塾はよくあります)
ただそれ以上に大切なこととして、
本当に生徒の成績を伸ばすのならば、
①普段からテキストや模試をどれだけ徹底的に潰してマスターさせているのか?
②塾の指導方針が「生徒の自学力・自走力を伸ばす」システムになっているのか?
さらに
③担当する教師(5科目)に授業力・指導力+生徒のモチベーションを引き上げる力があるのか?
その3点が経営者が塾長である
個人塾の強みの1つだと思います。
但し、個人塾と言っても一概に良いとは限りません。大手塾では教室責任者や指導クラスによっては当たり外れが大きいように、個人塾でも塾長や塾の方針によって当たり外れがかなりあると思います。
塾の良し悪しをキチンと見極める為には、生徒だけでなく保護者の方も実際に授業を受けたり(オンラインで一緒に受けたりオンデマンドの授業動画を観ることでも良いと思います)することで、より適切な正しい判断をすることができるはずです。
また一般の会社でも同じだと思いますが、
僕自身が経験してきたこととして、強い大手塾は授業や指導が上手かったり仕事ができる塾講師になればなるほど役職が一気に上がって、教室の現場から離れて複数の校舎長を束ねるエリアマネージャーになったり、他の部署に異動して新人教育担当や会社全体を見る立場、つまり会社本部の経営幹部側(集客企画や新規開校責任者)に回ることが多いと思います。
実績などの上辺の数字だけに惑わされずに
そういった面を踏まえて
様々な塾を比較検討されると良いと思います。