水戸の塾『国立大学・水戸一高・県立上位高・水戸一高附属中・茨大附属中』合格専門 進学塾プロフェッショナル

徹底的に厳しく・楽しく🎵 未来のプロを育てるために 愛する生徒たちとの格闘の日々を綴っています❗

目標は自分では決められない。

保護者の方から

良くこんな質問を受けることがある。

 

「ウチの子は、目標が定まっていないから

   やる気が起きないんでしょうか?」

と。

 

確かに、

それは一理あるとは思う。

 

自分が達成したい目標が

きちんと定まっていれば

その目標に向けて

やる気も起きやすいとは思う。

 

しかし、

現実問題、

それは違う、

と思っている。

 

あえて厳密に言うと、

目標に対する考え方の前提が

そもそも

現代社会の論理とは

異なっていると

言わざるを得ない。

 

ある程度の規模の

一般企業に勤めている方や

過去に勤めた経験のある方。

もしくは

部活動の強豪校に在籍していた方。

なら

僕なんかよりも

良~くお分かりになっているはずだ。

 

現実は

 

「目標というものは

   自分だけの意志では

  決めることが出来ない。」

 

ということを。

 

会社では

社長や上司が

 

部活動では

監督が

(例えば、新人戦で県大会ベスト4など)

 

 

目標を決定するはずだ。

 

そして

上が決めた目標が

途中、色々な人を介在して

自分のところに

ドサドサ降ってくる。

 

僕自身も

一部上場の不動産会社時代や

大手塾に勤務していた時代には

毎月

毎日

上に決められた目標との戦いだった。

 

月間売り上げ目標。

月間生徒数獲得目標。

オプション受講目標。

トップ校合格者数目標。

など

目標なんて

本当に数え挙げればキリがない。

 

それらの目標を

自分の意志だけで決めたことなんて

1度たりともない。

 

しかし、

上から目標を言われた以上、

理由はどうあれ

最終期限から逆算して

早目早目に手を打って

死に物狂いで達成するしか

自分の道は無い。

 

それが

現代社会で生き抜いていく為に

守るべき鉄の掟だから、

だ。

 

もしかしたら

自分の志望校だって

究極的に言えば

親の意志や周りの環境で

決められているようなものかもしれない。

 

もっと正確に言うと

志望校は

自分の意志で決めたように

錯覚しているが、

実際には

親からの上手い刷り込みや

学校や塾の先生・友達から

様々な影響を受けているような気がする。

 

そう考えたら

 

小・中学生や高校生の場合、

目標は

自分の信頼できる人や

自分のことを良く理解してくれている人

(例えば、保護者や先生など)

の意見を聞いた上で

とりあえず決めちゃえばいい。

 

自分自身の考えが

まだあやふやで

定まっていないのならば

上記の方々に

ビシッと決めてもらえばいい。

 

何故なら、

受験や勉強に関して言えば

「目標を立てること」

そのものよりも

 

さらに

ぶっちゃけ言えば

「目標を達成すること」よりも

 

 

「目標を達成する為に努力すること」

 

の方が

 

何倍も大切だと

 

僕自身は

思っているから。